【全国】のんびり温泉に入って、飲泉でさらにパワーアップ！飲泉可能な温泉旅館10選

温泉大好き！でも、入るだけでなくもっと温泉を楽しむ方法はないかな…と思うなら「飲める温泉=飲泉」にチャレンジしてはいかがですか？日本人は大の温泉好きで、入るだけでなく飲んで楽しみたいという人もとても多いのです。新鮮な温泉を飲んで、身体のなかから温泉にひたりましょう。

出典：紅えもんさんの投稿

飲泉とは「温泉を飲む」ことです。ヨーロッパの温泉地では「飲泉」は広く知られている健康法のひとつ。日本ではすべての温泉が飲泉に適しているわけではなく、都道府県が検査をおこない「飲用許可」が出た温泉だけが飲めることになっています。基礎疾患によっては飲んではいけない温泉もありますから、温泉旅館などでは飲む前に必ず宿の人に確認しましょう。

飲泉の注意事項をチェックしたところで…この記事では、全国から厳選した「飲泉可能な温泉」をご紹介します。温泉に入ってのんびり、飲んでリフレッシュする旅はいかがですか？ホンワリとした気持ちで、身体も心も元気になりましょう！

「第一滝本館（だいいちたきもとかん）」は、新千歳空港から車で約1時間の登別温泉（のぼりべつおんせん）にある明治21年創業の老舗ホテルです。登別の観光名所「地獄谷」を眺める絶景風呂が人気で、美肌の湯と言われる「重曹泉」、冷え性に効果があると言われる「食塩泉」など全部で5種類の温泉に入れます。

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飲める温泉は、重曹泉の源泉から直接引いたものです。ほんのりと温泉の香りがしてリラックスでき、体の中からホコホコしてきそうです。

客室はゆったりした和室が中心で、ベッド付きの和洋室もあります。広い敷地内には本館・南館・西館など複数の宿泊棟があり、大浴場に近いのは西館です。滞在中に何度も温泉に入りたい人は西館を選びましょう。

食事は、お部屋でゆっくり食べる「部屋食」、または広い食事処「湯の里」のチョイスです。つぶ貝やボタンエビ、トウモロコシ、ホタテなどの北海道の四季を感じる和食をのんびりといただきましょう。食材の鮮度がいいので、素材の味が引き立ちます。

出典：chabugakiさんの投稿

宿のすぐ裏にある「登別地獄谷（のぼりべつじごくだに）」は、登別温泉最大の泉源地です。谷にはたくさんの噴気孔があり、蒸気や熱湯が吹きあがっています。秋には地獄谷周辺のナナカマドなどが紅葉して、よりいっそう鮮やかになります。

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「有馬館」は東京から山形新幹線で約2時間30分の「かみのやま温泉」にある温泉旅館です。5つの貸切風呂があり、開放感ばつぐんの展望露天風呂も貸切OK。昔から「金の湯」と呼ばれてきた湯量豊富なかけ流しの温泉にゆっくりと入りませんか。

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飲める温泉は源泉から引いたお湯です。温泉の守り本尊である「薬師如来像」が持っている薬壺から汲んで飲みます。なんともご利益がありそうです！

客室のおすすめは和洋室です。一番人気の和洋室10畳の和室にベッドがつき、ついでにメイク用テーブルまであるので女子にはとても人気があります。

食事は山形県の美味をじっくりとお部屋で味わう「部屋食」です。3人まではお部屋に朝・夕の食事が運ばれてきますから、のんびりいただきましょう。「山形牛すき焼き」コースもお部屋で味わえます。4人以上はレストラン食か、会場食のどちらかになります。

出典：あがすけさんの投稿

宿のある上山市周辺は、果物の産地です。宿から車で約15分の「高橋フルーツランド」は、初夏のサクランボ、秋のブドウ・ラフランスなどのフルーツ狩りが楽しめる人気スポット。蔵王の山並みを眺めつつ、のどかな景色の中で山形のおいしいフルーツを満喫しましょう。

「加賀屋」は石川県・能登半島にある和倉温泉（わくらおんせん）の温泉旅館で、羽田からは飛行機+車で約2時間のところにあります。源泉が海から湧き出しているという珍しい温泉で、露天風呂からも七尾湾の絶景が一望できます。

飲める温泉はもちろん源泉100％。こんこんと湧き出す源泉を大浴場内で味わいましょう。飲泉として許可されたもので、飲めばじんわりと癒されそうです。

客室はしっとりとした雰囲気の和室です。七尾湾を望むオーシャンビューのお部屋もあり、湾に浮かぶ能登島が旅の気分をかきたてます。

食事では、能登の旬のものをたっぷりといただきましょう。季節ごとに食材が異なり、能登の美味を少しずつ味わえる献立。器もキレイなのでゆっくりとながめる楽しみもあります。

出典：K.Noriさんの投稿

宿から車で約20分の「石川県能登島ガラス美術館」は、海を見おろす高台にある美術館です。宇宙船のような建物の中に、世界のガラス作家の作品など約400点を収蔵。企画展のほかガラスのワークショップも随時おこなわれています。建物を見るだけでも楽しめるスポットです。

「慶雲館（けいうんかん）」は、東京から車で約3時間の西山温泉にある温泉旅館です。豊富な湯量がある宿で、自然を眺めるかけ流しの温泉があります。創業は慶雲2年（705年）と言われ、「世界最古の宿泊施設」としてギネスにも認定された宿です。

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湯上がりには、冷やした温泉が飲むために用意されています。クセがなくてとても飲みやすいので、湯上がりにぴったり。こちらの温泉はpH9.3と美肌効果が高いと言われる美肌の湯。大浴場から緑したたる渓谷をながめてから、のんびりと温泉を飲んではいかが？

客室は、12畳の和室に次の間がある広い作りです。窓のすぐそばまで渓谷の木々が近づき、ため息が出るほどの絶景。山と清流を景色でゆっくりリフレッシュ。

食事は手作りにこだわり、練り物からマヨネーズまで厨房で作られたものです。また料理によって8種類もの塩を使い分け、繊細な味に仕上げられています。食事は基本的に個室食または部屋食なので、人目を気にせず楽しく味わえるんです。

宿があるのは自然豊かな山梨県南アルプスのふもとです。早川町には山と渓谷と清流があり、日本でも一・二を争うほどに「人口の少ない町」。それだけに大自然を静かに眺められ、ゆったりとした気分で過ごせます。たまには徹底的に都心の騒がしさから離れてはいかがですか？

「伊東 緑涌（いとう りょくゆう）」は、東京から車で約2時間の温泉旅館です。全7室のすべてに露天風呂があり、庭園を眺めながらの「おこもり旅」を満喫できる純和風の小さな宿。温泉は敷地内の自家源泉から引いたものです。

のめる温泉も、湯量が豊富な自家源泉から引いたものです。こちらの温泉は美肌の湯とも言われる、アルカリ性単純温泉です。湯あたりしにくいやさしい温泉で、飲めばストレスも溶けていきそうです。

客室は純和風の作りです。のどかな温泉宿の雰囲気があり、ゆっくりと寛げます。露天風呂・内風呂ともに源泉かけ流しで、両方で温泉の効能を楽しめます。

食事は、伊東らしく新鮮な魚介中心の和食です。人気のキンメダイの煮つけのほか、鮮度の良い刺身なども並びます。夕食・朝食ともにお部屋食なので、まったりできます。

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宿から車で約15分の「伊豆高原ステンドグラス美術館」。1800年代のイギリスのアンティークステンドグラスなどを展示しており、館内のあちこちで柔らかい光を通すステンドグラスが見られます。見学のほか、ステンドグラス体験教室も随時開催されています。

「観音温泉（かんのんおんせん）」は、東京から約3時間の奥下田にある温泉旅館です。こちらの温泉は、地下600mから湧き出す強アルカリ性と超軟水という特徴をもつ珍しいお湯。まろやかで、入っているだけでお肌がつるんとしてくる感じがあるふしぎな温泉です。

飲める温泉は、敷地内にある温泉施設「ガラティア」の総ヒノキ風呂の飲泉場所で味わえます。お風呂は100％自家源泉。約50万坪の敷地には3本の自家源泉があり、つねに豊かなお湯が流れ出しています。健康のために湯治目的で滞在する宿泊客もいるという人気の飲泉です。

客室はのんびりすごせる和室です。すべての客室に源泉かけ流しのヒノキ風呂がつき、大浴場まで行かなくてもツルスベの湯を満喫できます。徹底的にのんびりゴロゴロしたい人におすすめです。

食事には、南伊豆の新鮮魚介や自家栽培の野菜が使われています。すべての料理に温泉のアルカリ源泉が利用されていて、食べるだけでも元気になれそうです。連泊・長期滞在しても飽きないよう、献立は毎日少しずつ変えられています。

出典：島左近さんの投稿

宿から車で約30分の「ペリーロード」。幕末にアメリカのペリー艦隊が下田に上陸し、日本側との交渉場所であった了仙寺（りょうせんじ）まで行進した道です。約400メートルの小径は、石倉やなまこ壁の町並みが残るシックなエリアでカフェやショップでまったりと楽しめます。

「依山楼 岩崎（いざんろう いわさき）」は、鳥取県の名湯・三朝温泉（みささおんせん）にある大正9年創業の老舗旅館です。温泉は多くの著名人が楽しんだ世界有数のラジウム温泉。大庭園を眺める温泉など、雰囲気の異なる12か所のお風呂で伸び伸びと温泉を楽しめます。

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のめる温泉は、大浴場入口にある飲泉場でチャレンジできます。こちらの温泉はミネラルが豊富。引用許可のある温泉ですが、一度に大量に飲むとお腹を壊すこともあります。用意されているひしゃく一杯を目安にしましょう。

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客室は、12.5畳が基本のゆったりしたものです。まったりなごめる和室からは三朝川（みささがわ）の清流や宿の広い日本庭園を眺められ、のんびり度もアップします。

食事は境港などから届く岩ガキや松葉ガニなど鮮度の良い魚介類がたっぷり。また野菜がおいしい鳥取県の地元のとれたて野菜もじっくりと味わえます。山陰の美味をひとつずついただきましょう。

出典：風緑さんの投稿

宿から車で約15分の「三佛寺（さんぶつじ）」。こちらは崖の中に埋め込まれているような建物・国宝「投入堂（なげいれどう）」で有名です。寺内には文殊堂、地蔵堂などの重要文化財もあり、山全体が史蹟名勝に指定されています。「全国森林浴百選」に選ばれたこともあり、夏も秋の紅葉も絶景です。

「壱岐リトリート海里村上（いきリトリートかいりむらかみ）」は、東京から福岡空港経由で約3時間半の壱岐島（いきのしま）にある隠れ家ホテルです。こちらの温泉は鉄分を含んでいるため、空気にふれると金色に変わります。海を眺めつつ金色の湯に入って、ほっこりできる天然温泉です。

こちらの温泉は敷地内で自噴している源泉から引いています。飲む温泉も源泉から飲むことができ、すこし塩味がするのが特徴。ただし心臓疾患などがある人にはNGなので、事前にかならず宿のスタッフに確認してから飲みましょう。

客室はすべて海に面したオーシャンビュー。客室から見えるのは「夕陽100選」に選ばれたことがある湯ノ本湾 (ゆのもとわん）です。全12室に源泉かけ流しの露天風呂がついているので、まったりとおこもりステイしたくなります。

食事は、美食の島・壱岐島をゆっくりといただけるコースです。最高の食材を新鮮なまま調理しているので、おいしさがじかに伝わります。アワビにウニを乗せた「海里焼き」は、壱岐島の地酒との相性も最高です。

出典：たむじゅんさんの投稿

宿の目の前にある「湯ノ本湾」は夕日の名所です。日が沈みかけるとあたりが一面オレンジ色に輝き、島々が黒い影となって浮かび上がります。こちらのホテルではアクティビティとして「湯ノ本湾プライベートクルーズ」があり、息をのむような絶景を海上から独占できちゃいます。

「大正屋」は、佐賀空港から直行タクシーで約1時間の嬉野温泉（うれしのおんせん）中心部にある旅館です。大正14年創業の嬉野温泉でも老舗の一軒。こちらの温泉は日本三大美肌の湯に数えられる名湯。ツルスベお肌になれるといわれ、女性に大人気です。

宿泊客は、系列旅館の椎葉山荘「山の湯」「しいばの湯」にも入浴OK。無料の専用車で送迎してくれるので、気軽に湯めぐりを楽しめます。

飲む温泉は飲泉場に、自家源泉を引いています。また、こちらの温泉は昔から飲むと胃腸にいい効果があると言われて料理にも使用されています。朝食の名物・温泉湯豆腐は温泉の効果で豆腐が溶けたところをとろりと食べる一品。しょうゆとゴマのたれでいただきましょう。

客室は上品な和室です。こちらの宿は、皇居新宮殿の基本設計をした建築家・吉村順三が設計したもの。木々に囲まれ、温泉街の中心地にあるとは思えないほどに静かで落ち着けるお部屋です。

食事は有明海からの魚介を中心に、佐賀の厳選素材を使った月替わりの懐石料理です。味はもちろん、有田焼の食器類がとても美しくて、食べながら佐賀の良さを満喫できます。

出典：gamasanさんの投稿

宿から徒歩約5分の「豊玉姫神社（とよたまひめじんじゃ）」は、美肌にご利益があるという神社です。美肌の湯・嬉野温泉の神様として、昔から参拝客がとても多いところ。境内には豊玉姫のおつかいと伝わるナマズをまつった「なまず社」があります。

「柚富の郷 彩岳館（ゆふのさと さいがくかん）」は、大分空港から車で約1時間の湯布院温泉にある旅館です。こちらの温泉は2つの源泉があるアルカリ性単純温泉。由布岳を見ながら入る露天風呂は開放感一杯でリフレッシュにぴったりです。

のむ温泉は、無色透明な源泉です。源泉温度や約52度と高めなので飲むときには注意しましょう。カルシウムやミネラル成分が豊富な温泉です。

客室は由布岳を望むタイプとリーズナブルな庭側タイプの2種類があります。どちらのも純和室と和洋室が選べるので、お好きなほうをチョイスしましょう。緑豊かな由布岳ビューのお部屋は、ゴロゴロと寝そべっているだけでも心がやすらぐ絶景です。

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食事は大分県グルメの月替わり会席です。4月〜9月にはブランド高級魚として有名な「城下カレイ（しろしたかれい）」が味わえ、7月〜8月には赤身と極上トロがたまらない「豊後まぐろ」がいただけます。季節ごとの大分の美味で満腹になりましょう。

出典：喜怒哀楽さんの投稿

宿から車で約5分の「狭霧台（さぎりだい）」。由布市から別府市へ向かう途中にあり、九州でも人気のドライブコースの人気スポットです。展望台からは由布院盆地を一望でき、冬の早朝には幻想的な朝霧の風景がみられることもあります。

出典：小梨怜さんの投稿

温泉と言えば、浴槽につかるイメージがありますが、飲める温泉なら体の中からも外からもリフレッシュできそうです。のんびりと温泉に入り、飲泉でさらにパワーアップ。ますます元気になれる旅はいかがですか？