【城崎温泉】おしゃれなホテル＆旅館7選！素敵空間で心満たされる旅を…♡

約1300年の歴史があると言われている城崎温泉は、兵庫県の北部に位置しています。街を流れる「大溪川(おおたにがわ)」沿いの柳並木の道は、浴衣を着てそぞろ歩きをするのにピッタリ。趣の異なる7つの外湯巡りのほか、「松葉ガニ」や「但馬牛」をはじめとする海・山の幸が楽しめるのも魅力です。文豪が訪れたお宿など老舗宿も多く、レトロな雰囲気を満喫できる温泉街なんです。

街歩きや外湯巡りを満喫した後は、素敵な客室で心満たす寛ぎ時間を過ごしてみませんか？今回は城崎温泉にあるおしゃれ宿をご紹介します。伝統的な数寄屋造りの客室があるお宿やアートな空間にステイできる旅館など、お好みのお宿をチョイスして、記憶に残る城崎の旅を過ごしてくださいね♪

「三木屋(みきや)」は創業300年を超える老舗宿。明治から昭和時代に活躍した文豪・志賀直哉の作品「城の崎にて」は、このお宿から生まれたといわれています。建物は国の有形文化財ではありますが、館内はリニューアルされており、歴史を感じながらも心地よく過ごせますよ♪事前に連絡すれば、JR城崎温泉駅から乗り合いの無料送迎も利用できます。

木造りならではの温かみのある客室は、全部で8タイプ。写真の「特別室22号室」は、書院造の和室の趣きを残しながら快適性にもこだわったお部屋です。御影石で仕上げられた浴室には、青森県のヒバを使った浴槽とスチームサウナが設えられています。湯上りには、日本庭園を眺めながら心のデトックスもできちゃいますね。

よりおしゃれな空間で温泉を堪能したい方におすすめなのが、写真の貸切風呂「二見の湯」。2022年に改装されたお風呂で、大きな窓から差し込む自然光によって昼と夜で異なる雰囲気を楽しめる貸切風呂です。利用は予約制ではなく、中から鍵をかけて自由に入るスタイルなので、気軽におしゃれな空間で入浴が楽しめますね。

朝夕のお食事は食事処「平八郎」でいただきましょう。季節感を大切にした会席料理は一品ずつ丁寧に作られたものばかり。その日に獲れたズワイガニや、美しいサシが入った但馬牛を満喫してくださいね。朝食でも、香住(かすみ)産エテガレイの一夜干しや地元「西山酒造場」の甘酒ヨーグルトなど、その土地ならではの味覚を満喫できます。

出典：ogwmsmさんの投稿

宿のロビー横には、街散策時にも着用できる浴衣コーナーがあるんです。ぜひお好みの浴衣を着て、写真撮影を楽しんでくださいね。浴衣コーナーの近くには、お宿がセレクトした食器や調味料を販売しているスペースも。丹波焼の若手作家の作品も扱っているので、お気に入りの作品を旅の思い出に購入してみては？

「炭平別邸 季ト時(ときととき)」へは、JR城崎温泉駅から徒歩約5分。お宿到着時の、香り豊かな工芸茶のおもてなしがうれしいお宿です。館内では、抹茶やアロマ茶などのお茶の体験もできるので、いい香りに包まれて心豊かな時間が過ごせますよ。

客室は6部屋のみ。内装もそれぞれ異なる個性豊かな造りになっています。川側にある「むすび-musubi-」は、水引の“紅白蝶結び”がインパクトのあるお部屋。おしゃれなだけでなく、縁結びや何度来ても良い旅になるようにと言う思いが込められた客室なんですよ。

お食事は城崎の素材を中心に調理しています。フードセラピーを意識して作られたお料理は、お食事を堪能しながら、美しさへ近づける女子にぴったりのものばかり。地元の素材をお好みで選べる「極楽蒸し」は、ノンオイルでノン調味料。ヘルシーに素材の旨味を堪能できますよ◎

館内には源泉掛け流しの貸切風呂が2つあります。予約不要で、空いていれば自由に温泉を楽しめます。写真の貸切風呂「季節湯」では、ゆず湯といった季節を感じられる温泉を満喫できるので、季節を変えて何度でも訪れたくなりますね。

3階にあるラウンジは、レディー・ガガの着物も手掛ける着物デザイナー・斉藤上太郎氏監修の美空間。ここでは、滞在中何度でもフリードリンクやフリーイートコーナーを楽しめます。和の美しさとモダンが融合した独創的な空間で、おしゃれなお宿時間を過ごしましょう♡

「西村屋ホテル招月庭(しょうげつてい)」は、創業160年以上の歴史がある西村屋の伝統を受け継ぎつつ、新しいスタイルも取り入れたお宿。写真のロビーラウンジ「青山望(せいざんぼう)」からは、広大な森林庭園の木々と滝を眺めることができて、何もせずに景色を楽しむという贅沢時間を過ごせます♪JR城崎温泉駅からは車で約5分のアクセスです。

客室は、森林庭園を眺められるお部屋や川添いのお部屋、露天風呂のある客室など、6つのタイプからチョイス。「月の棟」には、藁すさ入りの土壁とラウンジチェアの置かれた板の間が絶妙にマッチした写真のお部屋もありますよ。天上には和紙が貼られていて、窓から差し込む光が柔らかく反射し心落ち着く空間です。

大浴場には、露天風呂のほかミストサウナやジャグジーバスを完備。満足感の高い大浴場ですが、森林庭園を臨みながら入浴できる3つの貸切露天風呂もおすすめです。写真は壁面に約100年前の古レンガが積み上げられた、レトロチャイナの雰囲気漂う「林泉(りんせん)」。時の流れと自然を感じながら、優雅なひと時を過ごしましょう。

夕食は、和室に宿泊すれば個室のお食事処またはお部屋食(有料・人数による)でいただけます◎お部屋食なら、自分たちのペースで写真を撮りながらお食事も楽しめますね。こちらの「但馬牛づくし会席」は、地元の高級食材である但馬牛を鉄板焼きやステーキ、炙り握り寿司といった様々な調理方法でお肉を贅沢に味わえますよ♪

館内にはセレクトショップ「さんぽう 招月庭」もあり、お買いのもが楽しめるのも魅力。地元の自然の恵を使った食品や長く愛され続ける伝統工芸品など、お宿が厳選した商品を外出しなくても購入できるのはうれしいですね。中にはオリジナルブランドの商品も！ここでしか購入できない商品はお土産にも喜ばれますよ。

「湯楽 Yuraku Kinosaki Spa＆Gardens(ユラク キノサキ スパ アンドガーデンズ)」は、創業から約50年の歴史がありながらも、海外の方も寛げるようにとリニューアルを重ね進化を続けるお宿。JR城崎温泉駅から乗り合いの無料送迎バスで約5分の場所にあり、外湯巡りを満喫したい方にぴったりの立地です◎

客室は、半露天風呂付きのお部屋やスタンダードな和モダン客室、畳敷きの和室の3つのタイプから選べます。写真の「観世水(かんせみず)」は、湯船に花びらが浮かぶ半露天のフラワーバスが付いたおしゃれなお部屋。室内の壁には金属パネルに風景を描いた“刻鈑(こくはん)”も飾られていて、洗練された雰囲気が感じられますよ。

館内には5つの貸切風呂があります。信楽焼陶器風呂「竹」や自然石切り出し風呂「月」など、3つの露天風呂は予約が必要。2つある半露天貸切風呂は予約が不要なので、空いていればいつでも利用可能です。写真の半露天貸切風呂「山」は、洗い場が広く陶器の湯殿の質感が心地よいお風呂。ゆったりと湯浴みを楽しみましょう。

出典：

館内のお土産処の隣には、有料でレンタルできる浴衣処が併設されています。人気デザイナーの浴衣もあるので、城崎旅でおしゃれな写真をたくさん撮りたい方におすすめです♡男性用の浴衣や子ども用の甚平も取り扱っているので、カップル旅や家族の思い出作りにもいいですね。

木目が美しいカフェ＆バー「Rinpa(リンパ)」からは、お宿自慢の庭園を臨みながら朝はエスプレッソ、夜には宿オリジナルのカクテルをいただけます。秋には紅葉、夏にはライトアップされた竹など、季節の移ろいを感じられる空間でゆったりと旅時間を楽しんで。

「西村屋本館」は、前述した「招月庭」の本館にあたるお宿。風情溢れる温泉街の中程にあり、JR城崎温泉駅からは乗り合いの無料送迎バスで約3分のアクセスです。客室は、鯉の泳ぐ池がある日本庭園を囲むように佇んでいて、窓からは絵画のような景色を眺められます。

32室ある数寄屋造りの客室は、それぞれに個性があり露天風呂や半露天風呂付きのお部屋もあります。8畳の和室から回廊のような広縁を抜けると露天岩風呂へつながる「初音の間」や、6歳以下の子どもNGの格式高い特別室「本陣の間」など。プライベートな環境で、しっとりとした大人の旅時間を堪能しましょう。

お食事では、但馬牛や冬場に味わえる松葉ガニなどの城崎を代表する食材はもちろん、環境にやさしい水田で作られた「こうのとり米」も味わえます。春にはほたるいか、夏にはあわび、秋には松茸など、旬の食材を取り入れた懐石はお腹も心もいっぱいになりますね♡

お宿にはエキゾチックな雰囲気漂う「福の湯」、別館「平田館」の中庭に面した「尚の湯」、ヒノキの香り豊かな写真の「吉の湯」と3つの大浴場があります。前にご紹介した姉妹ホテル「招月庭」の貸切温泉も利用できるので、外湯巡りを楽しんだ後はお宿の湯巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか？

創業から160年以上の歴史があるこちらのお宿には、民芸品が並んだ郷土資料室もあります。伊藤博文の書画や北大路魯山人の陶芸作品など、著名人から寄贈された物も多く展示されていますよ。ぜひ旅をきっかけに貴重な品々を拝見し、文化や歴史を学んでみてくださいね。

「つちや旅館」は、本館、別館、「UTSUROI TSUCHIYA ANNEX(ウツロイ ツチヤ アネックス)」の3つの館があるお宿。JR城崎温泉駅からは無料送迎バスで約5分のアクセスです。写真の「UTSUROI TSUCHIYA ANNEX」は、消防署を再利用したアートに囲まれるおしゃれな空間。冬場にはカフェにある薪ストーブを眺めながら、心ほぐれる時間が過ごせます♡

“大人が憩える空間”をテーマにした「UTSUROI TSUCHIYA ANNEX」の客室は、13歳以上しか宿泊できない静かな空間。全5タイプ中4タイプがエッグチェア付きなんです♡ころんと丸いエッグチェアで、景色を眺めながらぼーっと過ごしてリラックスましょう。

出典：ttaka1102さんの投稿

「UTSUROI TSUCHIYA ANNEX」での宿泊プランは、素泊まりまたは朝食付きから選べます。夕食は街散策で見つけたお店にふらりと立ち寄って、自由度の高い旅を楽しみましょう。朝食は、バタートーストかフレンチトーストからお好みで選べます♪

1階のカフェスペースでは、地元の有機全粒粉や国産小麦を使用したパンのほか、ハンドドリップで丁寧に淹れたコーヒーが味わえます。カニや兵庫県で育った八鹿豚を使ったホットドッグやアイスがのったハニークリームトーストは、見た目もおしゃれでテンションが上がるメニューです♡

カフェに併設するギャラリーには、宿のご主人の弟である日本画家・山田毅(つよし)氏が描いた但馬の風景が飾られています。地元但馬の風景を描いた作品はダイナミックで、見る者の心に残るものばかり。色彩の美しさに心奪われる空間です。

出典：エコきちさんの投稿

JR城崎温泉駅から徒歩約6分でアクセスできる「錦水」は、温泉街の中心地に佇んでいますが、大谿川（おおたにがわ）沿いから一本入った場所にあるため落ち着いた雰囲気。ロビー近くの囲炉裏があるくつろぎ処では、女性用の色浴衣を選べますよ。チェックイン時から、温泉風情にどっぷりひたりましょう。

こちらの「和洋室 二藍（ふたあい）」のお部屋は、書家・西村佳子氏の書が飾られた心落ち着く空間。どの客室にもテレビがないので、しばし日常から離れて静かな夜を楽しんで。リーズナブルな10畳和室も用意されているので、好みのスタイルで選んでくださいね。

出典：

お食事はダイニング「二四季(にしき)」でいただきます。2名用の個室やグループで利用できるテーブル席があり、予約状況によってはお好みの席をお願いすることもできます。11月～4月の初旬頃までは、但馬牛しゃぶしゃぶとズワイガニが両方味わえるプランも♪海の幸と山の幸を味わって、お腹も心も満たされましょう。

出典：ハッピーシニアライフさんの投稿

こちらのお宿には、源泉掛け流しの貸切風呂が3つもあるんです。自分で鍵を掛けて利用するスタイルなので、空きがあれば何度でも城崎温泉を満喫できます。それぞれ貸切風呂の湯殿も全て異なっていて、岩風呂やヒノキ風呂、塩もみ体験もできる陶器風呂からお好みの湯殿を堪能してみて。

※写真はイメージです。

宿の地下には、大人の隠れ家のようなBAR「伽羅(きゃら)」があるんです。利き酒師がおすすめする日本酒と、それらに合う地元のおつまみを堪能できるので、お出かけしなくても夜時間を楽しめますね。もちろん但馬の地酒も取り扱っていますよ。

城崎温泉にあるおしゃれなホテルや旅館をご紹介しました。日本庭園を眺める落ち着いた雰囲気の客室や、日本の伝統を取り入れた遊び心のあるお部屋に泊まれば、思い出に残る素敵な旅になるはず。レトロで温泉情緒を満喫できる城崎を旅するなら、宿泊するお宿にもこだわって心満たされる時間を過ごしましょう♡