今年のお花見は、旅館で♪お部屋や露天風呂で桜を楽しめる「お花見宿」9選

日本旅館は、実は絶好のお花見スポット。和の風情あふれる空間は、桜をさらに美しく、情緒的に見せてくれますよ。今年はいつもとひと味違う、粋なお花見を楽しんでみませんか？

桜の花びらが舞う「花見露天風呂」はこの時期だけの贅沢。浴衣姿で畳に寝ころび、のんびり桜を愛でるのも良いですね。舌先から春を感じられる、季節の和食も醍醐味です。この記事では、そんな風流なお花見を楽しめる宿をご紹介します。

桜の開花シーズンは、地域やその年によって異なるのでご注意を。予約サイトや、お宿の公式ブログ等で詳しくチェックしてみてくださいね。もし満開の桜！とまではいかなくても、春の陽気の中、旅館でまったり過ごすのはとても癒されますよ。親しい人を誘って、うららかな春の旅を満喫してはいかがでしょうか。

京都の嵐山にある、全室リバービューの高級宿です。京都の美とモダンなセンスが融合した空間は、桜をより素敵に見せてくれますよ。まずは渡月橋で屋形舟に乗り、川沿いに咲く桜を愛でながらチェックイン。ワンランク上の贅沢なお花見が始まります♪

和室の障子格子が切り取った風景は、まるで絵画のよう。エメラルドグリーンの大堰川に、桜色がよく映えます。お酒をオーダーして、ここでのんびりお花見するのも気持ちよさそうですね。朝食は景色を眺めながら、お部屋でゆっくりといただくことができますよ。

桜の時期には様々な限定プランも。「奥嵐山の花見舟」は、屋形舟を貸切りにして桜を愛で、花見弁当と宇治のお茶を楽しむ贅沢なアクティビティ。屋外の空中茶室で料理をいただく「夜桜ディナー」もあります。また、桜の時期限定で“春の芽吹き”を感じるディナーが提供されますよ。まるで平安貴族のような、優雅な時間を楽しんではいかがでしょうか？（最新のプラン情報は公式サイトをご確認ください。）

日本三大美肌の湯の1つ、嬉野温泉のお宿です。川と桜並木沿いにあり、春の眺めは最高！ 桜は例年3月下旬から4月上旬が見ごろだそうです。和モダンな雰囲気で、女子会にぴったりのおしゃれな施設があるのも魅力。特に、足湯に浸かりながらお酒と夜桜を楽しめる「足湯BAR クロニクルテラス」は一押し。大人な時間を過ごせそうです。

客室はどれも和モダンでおしゃれな雰囲気。「和室スタンダード 芙蓉」は川と桜並木に面したお部屋で、コロンと可愛いチェアでお花見を楽しめますよ。レンタルできる色浴衣もおしゃれなデザインのものが多く、気分アップ♪ 美肌の湯も堪能して、充実したお花見女子会を楽しみましょう。

桜並木沿いに、おしゃれなカフェ＆ショップも併設。昼間はこちらで、お花見ランチやアフタヌーンティーを満喫するのもおすすめです。ショップにはオリジナル品をはじめ感度の高い生活雑貨がずらり。お花見女子会のお土産に、春色のアイテムを選んでみてはいかが？

栃木県の鬼怒川温泉は桜の名所。春になると、温泉郷のあちこちで桜が花開くんですよ。「界 鬼怒川」の大浴場は、庭園の桜が見事！ うららかな春の訪れを湯船で感じられます。鬼怒川のお湯は“体に優しく、長湯をしても疲れにくい”といわれているので、ゆっくり浸かって眺めたいですね。夜はライトアップされ、また違った表情を楽しめますよ。

そしてもう1つ、春のお楽しみであり、栃木県の名物といえば、甘酸っぱいイチゴ「とちおとめ」♡ 桜の時期には、とちおとめのカクテルを味わいながら夜桜を眺める「民藝夜桜バー」が開催されます。その他「春の和フタヌーンティー」など、春を感じられるイベントもあるそう。ぜひチェックして、春ならではのお楽しみを満喫しましょう♪（最新のイベント情報は、公式サイトをご確認ください。）

広々とした庭園岩露天風呂に、立派な桜の木、湯船に浮かぶ花びら。絵に描いたような“花見露天風呂”を楽しめるのが、富山県の「風流味道座敷 ゆめつづり」です。

夜はライトアップされて幻想的な雰囲気に。内風呂、かめ風呂、檜風呂もあり、たっぷり温泉三昧もできますよ。桜を眺めながら寝湯に浸かれば、ウトウトと夢見心地に。春の景色と良いお湯が、心身ともに癒してくれそうです。

海、山、川に囲まれた富山県では、北陸の幸たっぷりの料理も楽しみ。さらさらと流れる春の小川を眺めながら、お部屋で料理を堪能することもできます。客室の窓際のスペースは掘りごたつで、テーブルも広々。ここなら、お喋りもいつもより弾みそうですね。

こちらの露天風呂「森と桜の湯」は、桜の木にあわせて作られた絶好の花見露天。湯船に覆いかぶさるように枝が広がり、まるで桜に包まれるような景色を楽しめます。男女入れ替え制で、女性の利用時間は15時〜21時。昼と夜、異なる雰囲気を楽しめるのが良いですね。21時半以降は30分ずつ貸切にできるので、カップルでの利用もOKです。

「離れの宿 よもぎ埜」はお料理も評判。“旬の食材をいちばん美味しく頂けるように”と工夫が凝らされた丁寧な和食は、心と体に春の喜びを感じさせてくれます。朝夕共に、お部屋でゆっくり味わえるのも魅力ですね。

開放感あふれる景色の中で花見露天を楽しめるのは、伊豆の伊東温泉のお宿。桜越しに海が広がる野天風呂「離れ湯」からの景色は、まさに絶景です！ こちらの桜は「河津桜」と呼ばれるもので、やや濃いピンクと大振りな花が特徴。見ごろは2月上旬～3月上旬で、ひと足早いお花見を満喫できます。

食事会場の「れすとらん海ほおずき」の前には庭園が広がっていて、傍らに桜の木が植えられています。数は少なめですが、河津桜のピンクは存在感があり、その美しさに癒されますよ。食事は伊豆の海の幸を活かした和モダン会席。可愛らしい器や華やかな盛り付けも楽しみましょう。

“一目千本桜”といわれる吉野の桜。山肌を覆うように桜の木が並び、春は山の遠くの方までピンク色に染まります。その美しさは世界遺産にも登録されているんですよ。そんな国内指折りの名所を一望できるのが、「湯元 宝の家」。高台に露天風呂が設えられていて、他にはない贅沢な花見露天を満喫できます。

客室はもちろん、ロビーからの眺めも圧巻です。特にロビーは窓が大きく、桜の大パノラマを楽しめますよ。吉野の桜の見ごろは例年4月初旬～下旬。春とはいえ朝夕は冷え込むこともあるので、屋内でゆったり桜を見物できるのは嬉しいですね。温かいお茶を飲みながら、まったりした時間を過ごせそうです。

手が届きそうなほど間近で桜を楽しめる、素敵な露天風呂がある温泉宿です。心地良い温泉に浸かりながら、香りも楽しめそうな距離でお花見ができるなんて贅沢ですね。露天風呂は男女でやや趣が異なりますが、どちらもダイナミックな桜の景色を堪能できますよ。

宿周辺は、春になるとたくさんの桜が咲きます。近くには「開運橋」をはじめパワースポットもあるので、桜と名所の縁起の良いコラボも楽しめますよ。うららかな春を感じて、宿周辺をのんびり散策してみるのもおすすめです。

お城の石垣のようであり、荒々しい磯場のようでもある「石山の湯」。野趣という言葉がぴったりの露天風呂は、春だけガラリと印象を変えます。薄ピンク色の桜が覆いかぶさるように広がり、一気に華やかな雰囲気に。湯船の前の中庭には野花が咲いて、まるでピクニックをしているように温泉を満喫できますよ。

お部屋は全て海に面していて、晴れた日は世界遺産・白神山地を望むことも。温泉で桜を眺め、部屋でまったり春の海を楽しんだ後は、秋田の旬をいただきましょう。男鹿に来たなら、名物「磯焼き」を味わってみたいもの！ 桶に魚介と熱した石を入れて、そのまま煮込んだ豪快な料理です。名物もしっかり味わって、思い出に残る旅を満喫しましょう。

いつもとひと味違うお花見をしてみたいな、と思ったら、桜を愛でる「お花見宿」に泊まってみてはいかがでしょうか？ 露天風呂や客室でするお花見は非日常的で、きっと気持ちが良いはずですよ。風情ある空間で、うららかな春を満喫してみてくださいね。